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GPのDNA-BOOK



4. 偏見は「知らないこと」から生まれる 目次に戻る 家族ぐるみで交際のある幼なじみの集まりに行くと、そこにいる子供たちは妹との接し方を知っています。誰も妹を特別に意識している子供はいません。それは小さいころから、障がい者である妹と接しているので、普通の目で見ることができるからです。偏見なく障がい者と接した経験が重要なのではないかと感じます。
また障がい者に対するイメージは国によって異なります。私が忘れられないのは、以前、家族で妹をつれて、海外旅行をしたときのことです。欧米では日本とまったく接し方が違いました。障がいを持つ妹は、行く先々で、暖かく迎え入れられ、通りがかりの人たちが、声援のように私たちに声をかけてきました。とにかく目が違います。それは私たちには声援を送ってくれる楽しい視線でした。
レストランに入れば、車椅子のウエイトレスが普通に働いていました。周囲は誰も車椅子を気にする様子もなく、むしろ彼女の方が堂々と働いていました。
こうやって社会に溶け込んで、普通に生活している人がいる。腫れ物扱いや、世間から隠されている日本の障がい者との違いは、私にとってあまりに衝撃的でした。
日本に対し落胆や絶望していましたが、日本への見方が変わったのは、新聞社のあるアンケート結果を目にしてからです。車椅子や障がいを持った人が困っていたら、声をかけるか、助けるか、という問いに対して、70%以上の人が、「助けたい、でもどう助けていいかわからない」と答えていたのです。
要するに障がい者への接し方がわからないのです。障がい者への偏見や隔たりは、「知らないこと」にあったと確信しました。


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