先週末にキャンプにいった。
テント、自炊のキャンプだ。兄夫婦と僕家族の6人で出かけた。
僕は自然が大好きで、
自然に囲まれながらごはんを食べることがこの上なく幸せである。
楽しみにしていた。
去年と同じく、那須にある「塩原グリーンビレッジ」内の
オートキャンプ場に向かった。
東京から2時間半ぐらいだったろうか、
お盆中の下りだったので、渋滞なくすぐ着いた。
大きなターフを立て、その横にテントを張った。
テントを設営しながら、
去年、このテントや寝袋といったキャンプ道具を
買ったときのことを思い出した。
僕は、石井スポーツ(ICI)という登山専門店に行き、
アルプスヒマラヤ級の雪山に使われるテントと寝袋を
買わされたのである。
保温性抜群で、風速50mの風に耐える背の低いフォルムのものを。
全部で10万円以上したと思う。
(正確には、そういった類のものしかなかったのだ・・)
今僕らはオートキャンプ場にいる。
軽量である・・・持ち運びしない
小さく畳める・・・持ち運びしない
保温性がよすぎて・・・夜暑い。
風速50Mに耐える・・・風がない。
パイプがよくしなる・・・必要性がわからない。
ペグの先が鋭利・・・必要ない。
つまり、雪山登山に必要な要素満載で、
オートキャンプにはオーバースペックであった。
そんなテントでいらっしゃっている人は周辺見回してもいない。
何だか恥ずかしい。
その日の夜、風向きが変わり、バケツをひっくり返したような
豪雨となった。
まわりに水溜りができた。
ペグが抜けたり、ターフが倒れ、何度も補強した。
夜中、撤収するテントもあらわれた。
テント内に浸水してしまったところも続出していた。
最悪である。
雨にぬれながら、ターフを直した。
ふとテントをみると、僕の雪山のテントは、きれいに水をはじいていた。
なんだか頼もしく感じた。
そしてテントの中に入ると、
そとの悪天候がうそのように、テントの中は静寂に包まれ、
気温、風、浸水などの影響もなく、快適に過ごすことができたのである。
いままで、
中が暑いだの、背が低くかっこ悪いだの、値段が高いだの、
文句を言って、むだな高性能をののしっていたが、
最悪の条件で力を発揮した。
テントに感謝した。
そして胸を張った。
次の朝、昨日の豪雨がうそのようにおさまり、晴れ間が見えた。



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