聴覚障害者女性と関西弁男性との恋愛小説。
お互いに現実と向かい合いながら、
やきもきしながらも気持ちよく読める良書でした。
お情け頂戴系ではなく、リアル描写です。
一人の聴覚障害者が日頃から感じていることが垣間見える。
それだけでも価値が高いように感じます。
メディアというのは、リアルではない曲がった情報が出ることが多い。
だからこそ、こういったよりリアルに近い情報がいいんです。
スラムダンクを描いた井上雄彦さんの「リアル」
というマンガも車いすバスケの名作です。
障害者の日常を知ることができる。
接し方も分かる。
普通なんだと思える。
著者の有川浩さんもそうですが、
影響力のある方々が、良き認知を広めることが素晴らしくいい。
しかも身近に、自然に。
まさに「良き認知を広める」本でした。
著者の有川浩さんには、同士として勝手に敬意を表したい!
ゼネラルパートナーズも影響力をもって、
もっともっと良き認知を広めよう。



‘谷間の障害者’
この言葉をご存知でしょうか。
日常生活において、不自由がありながらも、相応の支援を受けられない方のことです。
これは、手帳の取得の可否に関わらず、いらっしゃいます。
障害等級は障害等級表に基づいて決まります。
障害等級表に項目のない障害があってもそれは障害とは判断されず、支援の対象となならないということです。
等級という漠然とした数字による判断だけではなく、実態を精査した上で障害者と向き合っていただきたいと、思っています。