昨日鳩山首相が所信演説を行いましたが、
とてもすばらしい内容でした。
熱く共感するとともに、燃えてきたところで、
久方ぶりのブログとなりました。
鳩山首相は障がい者に対する気持ちを多く触れました。
(以下に抜粋しています)
もともと障がい者への思いが強い方で、
首相になった後でも、障害者のファッションショーへ
参加していたことや
知的障害者を多く雇用するチョーク会社「日本理化学工業」へ
見学に行っていたことは知っていました。
障がい者、シングルマザー、高齢者といった
社会的弱者への視点をもって、多様性を認め、
分け隔てない社会、すなわち友愛社会を目指しています。
GPは「障がい者が人生を自由に選べる社会」を目指しています。
障がい者が自由に仕事を選べる。
学習する、移動する、購入するなどの場面で
障がいが制限にならない社会です。
分け隔てなく生活できるようになるには、障がい者だけの問題だけでなく、
多くの差別偏見がなくなっている必要があります。
いろんな立場の方々がいる、ということを尊重して、
認めていく社会を目指さなければなりません。
ぼくらのアプローチは障がい者。
だから、ぼくらは障がい者が受けいれられる、
認められる数を増やしていかねばと改めて感じました。
福祉的雇用ではなく、
戦力となる障がい者を増やしていきたいと思います。
時代は大きな転換期を迎えていると思います。
官僚主導から政治家主導へ。
そして国民一人一人が主導権をもって日本を創る時代となった。
中央集権から地方分権への流れもある。
鳩山さんの演説から国民一人一人が何を思い、
何を実行していくかが問われています。
「政治は我々に何をしてくれるか」ではなく、
「ぼくらは国に何ができるのか」
考え実行していかなければならない。
~~~~~以下、鳩山首相所信表明の一部~~~~~
先日訪問させていただいたチョーク工場のお話を申し上げます。
創業者である社長は、昭和34年の秋に、
近所の養護学校の先生から頼まれて2人の卒業生を仮採用しました。
毎日昼食のベルが鳴っても仕事をやめない2人に、
女性工員たちは「彼女たちは私たちの娘みたいなもの。
私たちが面倒みるから就職させてやってください」と
懇願したそうです。そして、次の年も、また次の年も、
養護学校からの採用が続きました。
ある年、とある会でお寺のご住職が、その社長の隣に座られました。
社長はご住職に質問しました。
「文字も数も読めない子どもたちです。
施設にいた方がきっと幸せなのに、なぜ満員電車に揺られながら
毎日遅れもせずに来て、一生懸命働くのでしょう?」
ご住職はこうおっしゃったそうです。
「ものやお金があれば幸せだと思いますか」
続いて、「人間の究極の幸せは四つです。
愛されること、
ほめられること、
役に立つこと、
必要とされること。
働くことによって愛以外の三つの幸せが得られるのです」。
「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」、
これは社長の実体験を踏まえた感想です。
このチョーク工場は、従業員のうち7割が「障がい」という
「試練」を与えられた、いわば「チャレンジド」の方々によって
構成されていますが、
粉の飛びにくい、いわゆるダストレスチョークでは、
全国的に有名なリーディングカンパニーになっているそうです。
障がいを持った方たちも、あるいは高齢者も、難病の患者さんも、
人間は、人に評価され、感謝され、必要とされてこそ
幸せを感じるということを、
この逸話は物語っているのではないでしょうか。
私が尊敬するアインシュタイン博士も、
次のように述べています。
「人は他人のために存在する。何よりもまず、
その人の笑顔や喜びがそのまま自分の幸せである人たちのために。
そして、共感というきずなで結ばれている
無数にいる見知らぬ人たちのために」
生活保護の母子加算を年内に復活させるとともに、
障害者自立支援法については早期の廃止に向け検討を進めます。
また、職場や子育てなど、あらゆる面での男女共同参画を進め、
すべての人々が偏見から解放され、分け隔てなく参加できる社会、
先住民族であるアイヌの方々の歴史や文化を尊重するなど、
多文化が共生し、誰もが尊厳をもって、
生き生きと暮らせる社会を実現することが、
私の進める友愛政治の目標となります。