昨日12月23日、僕の誕生日に、
あまりに突然の素晴らしきお客様が我が家にいらっしゃった。
彼は、我が家には、初めての訪問であり、
僕らは、こんな来客は初めてであった。
息子のサッカー大会が終わり、家に帰ってきた。
家のドアを開けた瞬間、
ものすごい早いスピードで、ものすごい瞬発力で、
何者かが、足元をくぐり、家に入り込んできた!
「おいっ、おいっ!」
「きゃー!」
あまりに一瞬で何が起きたのか状況がつかめなかった。
ものすごい勢いで入っていったのは、なんと猫にゃんだった。
大きな大きな猫にゃんは、
家の奥へと走って行った。
「・・・。」
家族は、猫や犬といった動物が苦手だ。
というより、こわい存在だ。
これは、史上最悪の危機である。
今とてもムツゴロウさんになりたい。
うらやましい。
自分、動物好きとか猫好きだったらよかったのに。
周囲の犬猫好きをこれほどまでにうらやましく思ったことは
初めてである。
憂鬱だが、どうやって家から追い出すかを考えた。
「まず必要なのは、勇気と気合だ。」
気持ちが強くないと、立ち向かえない。
気持ちを整えた。
そして具体的な追い出し方。
これは、ベランダか玄関しかない。出入り口も大きい。
まずは、そこの空間へ移動させよう。と決めた。
しかし、猫がいないのだ!
どこかに隠れてしまった・・。
狭いところが得意なのは知っている。
「みーつけた~!」という楽しいかくれんぼは幻想だ。
「・・・。」
すべてのドアを閉め、一つ一つあけていく。
ベッドの下、おもちゃ箱の中とか、
隠れそうな場所を一つ一つのぞいていく。
凶悪犯を捜している刑事のようだった。
これが、またこわい。
手には、なぜかイルカのぬいぐるみを持っていた。
何かあったら、これでよけようととっさに手に取ったと思われる。
考えている心の余裕などない。
15分~20分ほど過ぎ、ようやく見つけた。
「うわぁ!いた!」
びっくり仰天だ。
しかもこれは見つからないよ、という狭く暗い場所だった。
窓を全開に開け、
まずは、「勝手に出て行ってくれ」と祈る。
無視される。
そこでイルカ登場。
「こっちだよ」と猫に話しかけ、誘導した。
無視される。
そうなると、最後は、こわいけど追い詰めてみた。
俊敏に逃げ回る猫を追い詰め、
猫が動くたびにこっちが逃げながら、
戦いの末、ベランダの外に追い出すことができた。
出るとちょっと強気に、
「二度と入ってはいけないぞ!」というこわい顔でイルカを振り回した。
といいながら、足は震えていた・・。
誕生日に突然のお客様。
今は、ただ、なぜいらっしゃったのかが知りたい。



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