第二創業を迎えるに至った理由は3つあります。
一つ目。
近い将来、社会問題が増えることの危機感です。そして、誰かが何かを始めければ、という使命感です。今まで社会問題といえば、マイノリティ側のことを指していました。ところが、これからは皆が何かしらの社会問題を抱えるマジョリティ側になる時代であるということです。日本総社会問題化が迫っています。
今現在、誰も将来の保証はありません。誰も安心して生きていける人はいないのではないでしょうか。
多くの国民が不自由や不安、ときに不平等を抱え、踏ん張っている。当然GPの社員も自身の問題として目の前まできています。未来は、今よりもさらにさらに厳しくなるのです。
今僕はこんな問題意識をもっています。
少子化と高齢化と人口減少が同時にきます。2020年から2050年でどう変化していくでしょうか。
人口が1億2000万から9000万に減る。支えるべく労働人口は7500万から5000万に減る。将来を担う子どもたちは1500万から900万と減ります。
支えなければいけない高齢者は3300万から3800万と増えます。高齢者1人を支えるのに2.2人から1.3人となります。未来は確実に変わります。
要介護の数は500万から750万に増加。認知症も600万人から800万人(5人に1人)へ。未来は、大きな転換が必要になるでしょう。
今大量な借金をしてお金を世の中に還流していますが、GDPは維持止まり、デフレは解消されません。国全体の力は落ちています。成長を実感できない、元気のない空気となる。
そんな環境で、若い世代が国民1人あたり850万円の借金を返済していくのです。若い世代は失望し、中年世代は疲弊し、高齢世代は生きがいをなくし、殺伐とした社会になる可能性があります。
急速な高齢化により増え続ける社会保障費。特に高齢者の医療、年金によって財政赤字は解消されません。高齢者への税の優先順位が高まり、世代間で不公平がうまれるでしょう。
障害者、精神疾患、LGBT、がんなどの患者、難病は、社会から負のイメージを払しょくできず、働きづらさ、生きづらさは深まる可能性があります。不自由な不平等な扱いが続くかもしれません。
女性はさまざまな障壁があります。働く場面、政治面でも依然として男性中心の社会です。女性の社会進出は144ヵ国中111位という世界レベルです。出産や子育ては女性の役割だと社会の偏見によってキャリア分断や年収減少の原因となっています。家族の介護に対応しなければいけない、配偶者が転勤したら従うなど、いつも外部環境が人生に大きく影響しています。
100万人いるうつ病、70万人のひきこもり、17万人の不登校、2万人の自殺者など、350万人の精神疾患が関係しています。精神疾患は、若い人が多く、未来の人生設計ができません。
高度成長期時代から変わらない日本の働き方。年功序列、男性中心、転勤制度、長時間労働、新卒一括採用など、すべて会社都合のルールが残っています。個人や家族は振り回され、疲弊していきます。晩婚化、少子化にも影響を与えているでしょう。男性の働き方も問題が多い
地方は新しい産業が生まれません。仕事がなく人材が流出する悪循環です。高齢化、過疎化が進んでいる。
この先の未来はどうでしょうか。成長していくことや伸びていく話はありません。
誰も満たされていない、余裕がない、窮屈な時代に入る可能性が高いです。
こういった環境下では、失業、貧困、格差、虐待、差別偏見、自殺、犯罪が増えるでしょう。
そして、病気になる人、精神疾患者が増えていきます。少子化、高齢化も進みます。
新たな社会問題が増えていきます。
まさに日本総社会問題化が目の前に迫っている。
国は何を考えてるのか。大人は何にも感じないのか。誰も動かないのか。
GPは、何もしないのか? GPは、何をする会社なのか?
という自問自答の末、GPが行動を起こすと決意したのです。社会を変えよう。
続く
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