全ての人が自分らしく
生き生きと働ける社会に

丸浦彩貴子(23新卒)

Sakiko Maruura

・出身大学 神戸市外国語大学 外国語学部 国際関係学科
・好きな言葉「壁は超えられる人の前にしかやってこない」
・趣味「旅行・カフェ巡り・アニメ鑑賞」
・ニックネーム「まるちゃん」

お互いの個性を尊重しながら、1つのものを作り上げる大変さと楽しさ

私の大学には、英語や中国語、スペイン語、ロシア語など様々な言語で演劇をする団体があります。
多言語が飛び交う舞台を学生だけで創り上げるというそのやりがいの大きさと、劇を裏から支える先輩方の姿に憧れ、照明としてその団体に所属することを決めました。
演劇を作るには、役者と裏方双方が同じ方向を向いて、協力することが大切です。ですがお互いの意見がぶつかる時ももちろん多くあります。役者と裏方それぞれがしたいと思っていることが違う場合は、必ず話合いの場がを設けました。なぜそうしたいと思っているのか、それぞれの考えをお互いにきちんと理解しようと、夜まで残って話し合うこともありました。
話合いを行う際、頭ごなしに否定せず相手の考えの背景までしっかり理解しようとする姿勢が大事だと、先輩の姿を見ながら学びました。先輩は演劇未経験の私の意見も「どうしてそう思った?」と言うように、深く理解しようとしてくれました。
チームで何か1つ作り上げるときに、考え方が違う人がいて意見がぶつかるのは当然起こりうることだと思います。その時に、考え方が違うからと諦めるのではなく、まずは相手の意見を正しく理解しようと歩み寄ろうとする姿勢が大切なのだと学びました。
そして、こうした試行錯誤を重ねて完成した演劇を観客の方に褒めていただいたときは、個性豊かな仲間と1つのものを作り上げる楽しさを感じることができました。

写真:大学1年生の時に、地元のホールで演劇を披露したときの集合写真大学1年生の時に、地元のホールで演劇を披露したときの集合写真

1人1人に寄り添う大切さとやりがいを教えてくれた生徒たち

私は大学1年生の頃から4年間、個別指導塾でアルバイトをしていました。昔から人に何かを教えるのが好きで、また私自身も勉強で苦労したので、その経験が少しでも役に立てばいいなと思い、始めました。
最初はどう授業していけばいいか分からず、自分の中高生時代を基準にして授業の進め方や宿題を決めていました。でもある時、生徒に「先生はそれでできたかもしれないけど、俺は先生じゃないからできない!」と言われたことがありました。それを聞いた時、私は自分の基準を生徒に押し付けてしまっていたのだと気づき、ショックを受けました。
それから、授業中の様子や会話を通して、生徒のことをしっかり理解し、その子の性格や得意・不得意に合った進め方を強く意識するようになりました。
活発でずっと喋っている子、無口な子、発達障害を持つ子、不登校気味な子など、本当に様々な生徒に出会いました。その子にとって本当に一番良い授業は何か、毎回悩みながら授業を行っていました。
不登校気味だった生徒が少しずつ前向きになって学校に行けるようになったり、「勉強が分かるようになって自信がついた」と言ってくれたりした時は、悩みながらも生徒に根気強く向き合ってきて良かったなと思いました。
塾講師での経験を通して、その人にとって一番いい選択肢は何かを見つけることはとても難しいけれど、1人1人に寄り添う姿勢が大切だと学びました。そしてその人の役に少しでも立てたときの喜びの大きさややりがいも知ることができました。この経験で学んだことは、今後の人生で大きな糧になっていくと信じています。

写真:生徒が卒業の際にくれた手紙生徒が卒業の際にくれた手紙。これ以外にも貰ったメッセージカードや絵などは大切に保管しています。

GPへの入社理由

私には障害を持つ家族がいます。障害が発覚した後の転職活動で、なかなか自分に合う仕事を見つけることができませんでした。そしてようやく決まった転職先も長くは続きませんでした。その時に私は障害を持つ方の就職支援が不足していること、障害を持つ方に対する社会の偏見が根強く存在することを知りました。
普段の家族の様子を知っている私としては、もっと良さを活かせる仕事があるはずだと思い、もどかしさと悔しさを感じていました。その時から、障害を持つ方の就職をサポートする仕事に興味を持つようになりました。そして障がい者雇用問題について調べるうちに、同じように雇用機会に恵まれない障害者の方が多くいると知りました。こうした方が自分らしく生き生きと働くことができれば、日本の人材不足やマイノリティーに対する偏見など、様々な社会問題を解決することに繋がるのではないかと考えました。障害者雇用問題に取り組むことで社会に大きな変化を与えることが出来るのではないかというその可能性の大きさに面白さを感じました。
私は家族の転職活動を通して、障害者雇用問題を解決するには、障害を持つ方だけではなく、企業を含めた社会全体に対する多角的な支援が必要だと感じました。なので、様々な視点から障害者雇用問題に取り組むことができるGPの多様なサービスに魅力を感じました。
また、既存の慣習にとらわれずに新しいことに積極的に挑戦していこうという社風と、社員の方一人一人が障害者雇用問題を解決したいという強い思いがあることも、私がGPに入社したいと思った大きな理由の1つです。こうした方々と一緒に作っていける可能性の無限大さにとてもわくわくしますし、今までにはない価値を社会に提供していけると考えています。

GPで実現したいこと

私は全ての人が自分らしく生き生きと働ける社会にしたいと考えています。
私は地方出身で、家族が地元での転職に苦労したのを近くで見ていたため、地方に住む障害者の方の選択肢を増やす事業に挑戦したいと考えています。全国どこにいても同じような雇用機会に恵まれるような社会にしたいと思っています。そして、地方ではまだまだ障害者雇用支援が足りていないという問題も解決していきたいと考えています。
そのためにもまずはキャリアプランナーや法人営業職を経験し、雇用者側の考えやニーズ、障害者雇用の現状をしっかり理解したいと考えています。塾講師のアルバイトでの経験などを活かして、一人一人に丁寧に寄り添った就職支援を行いたいと思っています。
GPで多くの経験を積み、多様な視点から障害者雇用問題を捉え、新しい事業にどんどん挑戦していきたいです。そして最終的には、日本全国どこにいても障害者の方が自分らしく働ける機会に恵まれるような社会にすることが私の目標です。

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